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涙を止めた

ペテロ・バプチスタ神父は、まだ神様を知らない彼らにつまづきを与えたくないと、すぐに涙を止めたのです。

 まさに宣教スピリットです。

ペテロ・バプチスタ神父の心  

  彼の涙の本当の意味は、日本の救われてない沢山の魂と、残されている人々、閉ざされている日本の宣教を思ってのものでした。

パウロ三木には彼の心が痛いほどわかりました。ですが、役人たちが勘違いするのを見て、「どうか泣かないでください。」とお願いします。

ペテロ・バプチスタの涙

この場所で

26人のリーダー、ペテロ・バプチスタ神父は、この場所で、日本のまだ救われていない魂を思い、この国の宣教はどうなるのか、、、と涙を流しました。 

 

 それを役人たちは、「死ぬのが怖いのだ。」と、陰で笑っていたそうです。

彼杵

26人は長旅の疲れの中、

最もつらく厳しい時があった。それは、彼杵に向かう途中の俵坂峠を行く道でした。

ほとんど人とすれ違うこともないため、ずっと説教しつつ歩いてきたパウロ三木も福音を語れず。

登り坂を黙々と歩いた。殉教の旅の中最も厳しい時でした。

そして、山を越え、峠にたどり着いた時、目の前に大村湾の景色が。

地上でさえこの様に苦しい峠の後こんなに美しい景色があるなら、まして、殉教の旅の後天に帰る時私達を待っている風景はどれほど素晴らしいだろうか。

さらに喜びと賛美が湧き上がってゆきました。

そして、峠を下り、26人達一行は彼杵の港に着きました。

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